2000/08/19

自作パソコンとは

 ”パソコンを作る”なんて聞くと、初心者の方にとっては、大変なことに考えられるかも知れませんが、実はそんなディープなことではありません。Windows(特に95以降)発売後、パソコンは大変普及しました。しかし、お店で売られているメーカ製のパソコンは、各メーカごとで勝手に決めたもので、ユーザの方にとっては、気に入らない部分や、使いにくい部分があります。そこで、自分が使いやすいように、好きな部品をえらんで製作出来ることです。なおかつ値段を大手メーカ製パソコンに比べ断然安く仕上げることができるのです。しかし最近の大手メーカも10万円を切る製品を販売してきています。低価格パソコンを組むのもメーカ製低価格パソコンを買うのもコスト的には同じもしくはメーカ製の方が安くなっているのが現状であります。しかし低価格パソコンには、かなわいものハイエンドマシンなど(Athlon/Pen!!!)では、自作パソコンの方が安く仕上げることができると思います。

 

なんで自作できるのか?

 どうしてパソコンを自作できるのでしょうか?そりゃ部品があるからの一言に尽きますが、歴史的にみると現在国内(というか世界中)で多く利用されているのは、通称「DOS/Vパソコン」という名のパソコンです。正確には、「IBM PC/AT互換機」です。元々PC/ATと言うパソコンは、約16年前の、1984年8月に米国IBMより発売されたものです。当時、パソコン業界で後発だったIBMは、多くの周辺機器メーカやソフトハウスを増やすため、自社製パソコンの内部仕様を公開する「オープンアーキテクチャ戦略」をとりました。その結果、現在ではIBM PC/AT互換パソコンを各パソコンメーカが開発・発売できてます。また、同じように周辺機器(部品)もPC/ATに互換性を持った製品を開発・販売できるようになりました。したがって、自作パソコンは「世界標準である、PC/AT互換用に一般販売されているパーツによって組み合わされているパソコン」なので、そんなに難しく考えることはありません。所詮は、プラモみたいなものですから。

 

メリットとデメリット

いくらプラモみたいなもんでもリスクはあります!

メリット

 自分が使いやすいように、好きな部品をえらべる・値段を大手メーカ製パソコンに比べ安く仕上げること・パソコンに対する知識が高くなる。

 でも最近はショップオリジナルPCとかBTOにより普通に買っても安い事があります。

 あと自作パーツショップによっては、そこで一式購入するとそこでお店の人に組み立て方を教わりながら作る事ができる所もあります。大抵の場合、予約が必要になりますので販売店リンクとかで探してみてください。

デメリット

  基本的にサポートは無し(但しパーツ毎の保証はあります)。(でもまぁわかんない事があったら、詳しい友人に教えてもらうとか、こうしてネットでページを見たり・聞く手もあります。)

  付属ソフト(含OS)は原則として無いので別途必要になる。

  相性問題が発生し動作不能もしくは不安定になっても保証は一切無し。(実は一番これが怖いです、相性問題ではショップもメーカもどうする事もできません・事前の情報収集は必需です)