AM編

 

選ぶポイント

  512MBは欲しいところ…

  使用するCPU・マザーボードによって変わってくるので注意

 

チップセットについてはマザーボードのページを参考にしてください

  RAMの種類

  大きく分けて SDRAM DDR SDRAMRIMM の三種類があります。CPU/チップセットによって使用するメモリーが異なってくるので、注意して下さい。

 

タイプ

Athlon/Duron Pentium4
SDRAM
(KT133A等)

(i845)
DDR SDRAM
(AMD760/KT333A等)

(P4X266・i845D)
RIMM (RDRAM) ×
(対応チップセットなし)

(i850)

 

  SDRAM PC100/133(DIMM)

  良く”PC100対応メモリ”や”PC133対応”等と表記されて販売されています。この100や133という数字はCPUとメモリー間の速さを言うのです(FSBとも言う)。ですから下の表を参考にFSBに見合った規格を選ぶといいと思います。

 

CPU名 FSB タイプ

Pentium III

100

PC100/PC133

Pentium III

133

PC133

Celeron

66/100

PC100/PC133

Athlon/Duron

200(DDR)

PC100/133

Athlon(新型)

266(DDR)

PC133

 

DDR SDRAM PC3500/3200/3000/2700/2100/1600

  PC1600から始まって、現在PC3500まで登場しています。なんか、多すぎで段々ややっこしくなってきました。つう訳で、下の表にどの規格を買えば良いかまとめてみました。

 

  メモリークロック コメント
PC1600 200MHz (100MHzのDDR)

PC2100 266MHz (133MHzのDDR)

現行の266MHz対応AthlonやDuronならこれでOKです。

PC2700 333MHz (166MHzのDDR)

i845GE/PE等でFSB533(166MHzのQDR)対応のPentimu4で利用するならこの規格を。また、新しいAthlonもこのメモリーを使ってください。。

PC3000 366MHz (180MHzのDDR)
PC3200 400MHz (200MHzのDDR)
PC3500 433MHz (216MHzのDDR)

 

  次世代標準メモリーとして登場した RDRAM(RIMM) ですが、値段が非常に高い事や i820 チップセットでのバグ等で思うように普及しなかった訳ですが、 RDRAM に替わる次世代規格として DDR SDRAM と呼ばれる規格が登場してきました。

 

 

RDRAM PC800 (RIMM)

  現在RIMM(RDRAM)をサポートしているのは i820/840/850等です。

  現在お店で見かける RIMM は”PC800”と呼ばれる規格です。基本的に、同容量のメモリーを2枚単位でさす必要があります。

  32bit RDRAM(RIMM3200/RIMM4200)は、1枚単位での増設が可能です。なお、既存のRIMMとはPin数も異なる為互換性はありません。

  PC800-40 と PC800-45 の違い

  よく価格表でPC800とかの後ろに付く数字があります。この"40"と"45"とはRAS Access Time 表した数字です。FSB533のPenium4を利用する場合は、"40"の方を利用してください。45nsはサポートされてない場合があります。

 

  何MB必要?

  これは使う本人によって変わってきますが、大体Windows98で128MB、Windows2000で256MB、もあれば快適に動くと思います。

  ちなみに最新OSのWindowsXPでは512MBほどはあった方が良いかもしれません。

 

  何処のメーカがいいか?

  秋葉原の自作ショップで販売されているRAMは、特にメーカを表示しないノーブランド品が 殆どです。

  どうしても、「メーカ品じゃなきゃイヤ」と言う方はメーカ品を利用してみてください、サポートもしっかりしてますし。

 

  512MB以上搭載する場合…

  近頃は良い時代になり、メモリーが非常に安く購入できます。初心者の方々はよく「多ければ多いほど良い」と思われる方が多いように見受けられます。もちろん多い事にはこしたことは無いのですが…。最近、なにをするか知りませんが、平気で1GBも積もうとする方が多く見うけられます。普通の使い方ならば 512MB あれば十分です。もちろんこの容量ならば、最新OSの"WindowsXP"にも十分対応できます。

  どうしても、512MB以上搭載したい方は相性問題には十分注意して下さい。特に安物チップ(NANYAPQI等)では1枚では問題無いですが、2枚以上挿したりすると正常に動作しない事もしばしばあります。

  2枚以上搭載したい場合は、ケチせず信頼のあるメーカ(MicronTranscend等)のメモリーを買いましょう。